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対談

12月14日に行われた対談の様子をご紹介します。

 

魚谷:こんにちは。今日は、BFCの4回生のお三方にお集まりいただいて、BFCのことについて改めて対談形式でいろいろお聞かせ願えたらなと思います。僕は、広報担当の魚谷です。では簡単に自己紹介を、BFC内の役職と一言と一緒にお願いします。

酒井:栗田ゼミ5期生のBFC代表をしておりました、酒井菜緒です。よろしくお願いします。

牧野:私は、同じくK5の牧野愛です。絵本を担当しています。今作成中なのでそこも含めてお話できたらと思います。よろしくお願いします。

住吉:K5の住吉咲久良です。BFCでは国内活動を担当しています。よろしくお願いします。

魚谷:絵本活動や国内活動といった話がありましたが、改めて、BFCの活動内容や目的について教えてください。

酒井:発展途上国の子どもたちの可能性がちょっとでも広がるきっかけを作れたらいいなと思って様々な活動をしています。具体的には、はじめは絵本を作って送るという活動をしていましたが、私たちの代になってから新しく教科書を作って子どもたちに届けたり、日本の小学生と現地のアフリカの子どもたちの交流を図ろうと思って、私たちが架け橋となって出張授業やビデオレターを作成しました。

魚谷:国内活動など多方面にわたって国内と海外を繋ぐという活動をしてらっしゃると思うのですが、まずBFCに入った理由や、実際入ってみて本当に可能性が広がったのかという体験を聞かせてください。

住吉:そうですね、BFCに入ったきっかけとしては発展途上国に興味があって、昔別団体で海外の子どもに日本の絵本を翻訳して送るという活動をしていたこともあり、BFCの活動に興味があり入りました。国内活動をしていて、日本(西宮)の小学校で発展途上国を知らない子どもたちもたくさんいて、そのような子どもたちにも「世界はこんなにも広いんだよ」とか発展途上国のことを知ってもらうというのは将来何かの役に立つのではないかと思い、国内活動担当として活動を楽しくやっていました。

魚谷:実際に我々も3回生としてセネガルに行って(教科書を)送ってきたりして、その中で実際に教科書を使ってもらえもらえるのかという不安に駆られることもあり、活動の意義が揺れたこともあったのですが、その点について、まなさんは海外活動でどのような経験をされ、どのような想いを持ちましたか?

牧野:実際に話し合いをしたわけではないですが、感じている部分は何かしらみんなあるのかなと思っています。日本にいるときは絵本を作ってわたすことにすごく意味があるんだと思っていたんですが、向こう(現地)に行ったときに、もっと「現状」みたいなものがあって、本当にそれをわたすことが彼らの希望になるのかとか、良い物になるのかとかすごく疑問に感じて、でも教科書を持って行って渡したときとか、やっぱり彼らがすごく笑顔になっているのを見て、嬉しそうに持って「もらったよ、これ!」って言ってるのを見たりして、そういう笑顔を提供できたというのはすごく良かったのかなと思います。次はそれを継続して使ってもらえるようにとか、この子が親になったときに子どもに渡してもらえるようなものを提供していかないのかなと、BFCの絵本を通して考えました。

魚谷:やっぱり、自分がやっていることに対して、笑顔が見れるというのは僕もすごく感じたところで、悩んだりすることもあるんですけど、自分たちのやっていることは決して間違ってはいないと思えますね。

牧野:なくてもいいかもしれないけれど、でもあると全然子どもたちとか向こうの人たちの知らないものを提供できるとか、私たちが行くことも意味はあるけど帰っちゃったらそれまでだし、そこに何かを残せたっていうことは重要だなと思います。

魚谷:BFCの活動の大きな目的である絵本というのも、先ほど言っていただいた「なくても生きていけるけど、あった方が絶対に良いもの」の一つだと思うんですけれども、絵本とか教材を作っている過程で、子どもに与えられるものの大きさとか、絵本・教材をわたすことの意味をなおさんは改めて考えたりしましたか?

酒井:教材を作っている途中のときは、まだマダガスカルの子どもたちのことを知らない状態で作っていたんですけど、そのときはただただ必死にその子たちのためになればいいなと思って作っていましたね。

牧野:でも教材作ってるときも、どういう教材やどういう項目がその国の人たちのためになるのかなって考えて作ってて、どうやったらいいか想像の中で向こうの人たちと話し合って決めていました。それで実際わたしてすごく喜んでもらえたので良かったかなと思います。

魚谷:教材はK5から始まりましたが、だれが言い始めたんですか?

牧野:先生筆頭にみんなで決めましたね。

魚谷:なるほど。では絵本作りについても聞いていきたいと思うんですが、今はどのような段階ですか?

牧野:今は絵を描く段階で、これまでは外注で美大生にボランティアで描いてもらったりとかが主流だったけど、今回は初めての試みで、自分たちで絵を描いてストーリーも考えていきたいなということで、みんなに協力してもらいながら取り組んでいるところです。あと最後もう少しストーリー詰めしたいところでどうするか悩んでます。来年の2月に(マダガスカルに)持っていく予定なので、1月に完成できるように頑張ってます。

魚谷:では、ストーリーを少しだけ、読みたくなるような感じでご紹介していただけないですか?

牧野:マダガスカル行ったときに感じたことですが、村の中にいたらその中で生活はできるし、例えばお父さんがトラック運転して外に出ることはあるんですけど、子どもとかお母さんとかが街に出ることはあまりなくて、村の中で完結している感じがしました。だからその背景を踏まえて、少し隔離された世界を表現するために舞台は土の中の世界ということで、虫をモチーフに主人公にして物語を作ってみました。隔離された中で、自分のやりたいって言う意思や、こう生きていきたいという意思を気付きにくい、持ちづらい世界なのかなとマダガスカルで感じたので、それをどう実現させていくか、同勇気を持って一歩踏み出すのかということを大きなテーマにしています。

魚谷:なるほど、すごく読みたくなりましたね。完成したらまた広報としても公開していきたいなと思うので、ぜひ頑張ってください。最後に、そろそろ卒業ということで、BFCを継続していく私たちに伝えたいメッセージを順番にお願いします。

酒井:BFCは栗田ゼミの中でも学年によって全然色が違うグループなのかなと思っていて、私たちの学年はK5として新しくしたこともあるし、K6やその下の学年は全然違うことをすると思うんですけど、発展途上国にいる子どもたちのことを思って続けるということは全員に共通していると思うので、自分たちの想いを大切にこれからも頑張っていってください。

牧野:BFCという活動をするにあたって、絵本絶対作らないといけないとか、教科書去年始めたからこれからも続けていかないといけないとか、伝える形が固定されて義務で続けてくのではなくて、日本にいてその国に想いを馳せたときに感じたことを形にしようとか、何かその国の人たちに伝えたいと思ったことをぜひ彼らに届けようと思ったときに、どういう形で届けるかが重要だと思います。絵本は今もずっと続いているけど、何か子どもたちに伝えたいという想いがあるから続いているだけであって、今後もし絵本がなくなってもそれはそれでいいのかなと思うし、その代わり別の新しい形が生まれて活動が発展していくのかなと思います。だから大事なのは、伝えたいと思う気持ち、そしてそれをどう表現するか、ということを手を抜かずみんなで一生懸命話し合えばすごくいい活動として続いていくのではないかと思います。

住吉:BFCっていうのは、ベクトルは発展途上国の世界の子どもたちに向いているんですけど、でも国内活動をしているときに感じたのは、日本の子どもたちにその世界のことを伝えることで、その子たちが将来育ったときに発展途上国の世界について考えるきっかけづくりになれるので、発展途上国の子たちのことを考えるのはもちろんなんですけど、日本国内の子どもたちにも将来の可能性というか、考えるきっかけになることも伝え続けていってほしいです。

魚谷:ありがとうございます。先輩たちからの熱いメッセージが胸に響きました。良いものは残していきつつ、話の中でもあったように、時には自分たちの色を出していきながら変革を起こしながら、後々の世代にもBFCの魂を継いで行けたらなと思います。今日はお三方本当にありがとうございました。これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします。

2018年12月15日

TSUNAGARIフェスティバル

BFCです!
私たちは11月24日(土)に行われたTSUNAGARUフェスティバルに参加してきました!
このフェスティバルは世界の様々な問題に対して取り組む関西の国際学生協力団体が主体となって作り上げるフェスティバルです。各団体との交流や、活動に対する思いを聞くことができました!BFCでは、これまでK2,3,4の先輩方が作ってこられた絵本の販売と、マダガスカル風春巻き「ネム」の販売を行いました。

今回のコラムでは、お店の担当をしたK5のりさとまゆからです!

【K5 りさ】
今回のTSUNAGARUフェスティバルを通して、これまでBFCの一員として活動していながらも、知らないことだらけだったと痛感しました。私たちは、絵本や教科書を通して開発途上国の子どもたちの教育分野に支援を行っていますが、他に国際協力を行っているボランティア団体がどんなことを、どこで、どういうふうに行っているのか、知らないことだらけでした。今回のフェスに参加されていた団体の活動には、シアバター、ファッションショーなどあらゆる支援の形があり、そこに至った経緯なども様々でした。同じ関西地区を拠点に活動しているにも関わらず、今まであまり知ることがなかったお互いの存在を、このフェスを通して少し知ることができたので、とてもよい機会だったのではないかと思っています。これまで希薄であった国際協力ボランティア団体の繋がりをもっと強くし、いつか何かを共創できたらいいなと感じました。

 

【K5 まゆ】
なんか聞いたことあるけど、実際どんな活動をしているのか知らない。
私自身、今までこう感じる団体がすごく多くありました。しかし、今回のTUNAGARU フェスティバルを通して、実際に一生懸命活動に取り組んでいる方々と会話したり、団体設立の経緯を聞くことで、他団体の活動がより身近になったと感じました。そしてどこかで活動を見かけたら、是非協力したいと思うし、友人にも話したいと思います。また、私たちBFCの活動に興味を持ち、実際に絵本を手に持って話しを聞いてくださる方々と直接関わることができ、こんなにも多くの人たちから応援していただいていることを実感し、今後の活動の糧にもなりました!
独りよがりになって支援を進めるのではなく、支援の輪をより広く広く繋げていくことこそがこのフェスの意義であり、今後も積極的に他団体の活動を知りたいと思いました。

2018年11月27日

K7メンバー紹介

こんにちは!BFCです。
BFCでは9月からK7の9人が新たにメンバーとして加わりました!
そこで今回は、9人にBFCの活動への意気込みを語ってもらいます!


たかや(担当:国内活動)

BFCに入って、僕にとって最初の活動であった街頭募金活動。その募金活動で、町の多くの皆さんから頂いた温かいご支援を実際に目にしたことで、活動に協力してくれる人もいるということを知り、「自分たちが頑張らないといけないな」と改めて感じました。そのような人々の想いも忘れずに、これから頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

なおき(担当:広報)

僕たちは今までたくさんのことを勉強してきましたが、20年経った今でも周りは知らないもので溢れていて、到底すべてを知り得ないことは分かっています。ですが、世の中には知っておかなければならない事実もたくさんあり、その中のひとつに途上国の問題があると思います。普段僕たちは、日本でなんとなく平和に暮らしていますが、その一方で、将来どころか明日の生活さえ不安定な人たちがいるのも現実です。このようなことに目を背けず、真剣に取り組むことが僕たちには求められていると思います。そのためにも実際に現地へ足を運び、現状を確認・考察しつつも、絵本という架け橋を使ってみんなを少しでも手助けし、笑顔にできたらいいなと考えています。

ゆう(担当:ファンド)

子どもたちに絵本を届ける。この活動を通して多くのこどもたちを笑顔にしたいと考えています。日本で暮らす私たちには、子どもの頃当たり前のように絵本がありました。「読み聞かせは教育にいい」「英語の絵本がいい」いつしかそんな声も聞こえるようになってきています。しかし、そういった意見も当然大事ですが、子どもにとって重要なのはもっとシンプルなことだと思うのです。それは「楽しい」ということ。ワクワクしながらページを捲る、表紙の怪獣に目を奪われる、お友達と一緒に読む。こういった楽しさをまずは届けたいという想いで、BFCの活動に尽力します。

たいが(担当:国内活動)

BFCの国内活動班に所属することになりました、北野泰雅です。僕も小さい頃によく本を買ってもらい、本に育てられたと言っても過言ではありません。そして、子ども時代に本を読むことや、好きな本に出会う素晴らしさを途上国の子ども達にも伝えたいと思い、BFCに入りました。国内活動班に所属したいと思った理由は、日本の子ども達と途上国の子ども達とを結ぶキッカケが作れるということで、是非ともやってみたいと思ったからです。このような貴重な経験が出来ることを光栄に思い、BFCの一員として様々な活動に積極的に取り組みたいです。

わかば(担当:教材・絵本)

私が栗田ゼミを志望した一番の理由は「BFC」です。絵本を直接自分の手で届けたいというのが私の希望です。本を届ける活動自体に興味を持ったのは、小学生の頃に行った特別学習でのボランティアが始まりでした。班で絵本を作り、青年海外協力隊の方に届けて頂きました。しばらくして、パラオの子ども達からお礼の手紙を貰い、それが本当に嬉しくて、忘れられませんでした。いずれ自分の手で絵本を届けられたらいいなぁとぼんやり考えていましたが、中高と部活に明け暮れ時間が設けられませんでした。大学こそと思い、見つけたのがこのBFCです。受け取った時の表情を直接見られる様に、できるなら笑顔を見られる様に、精一杯頑張りたいと思います。

ゆうこ(担当:国内活動)

BFCに入りたいと思ったきっかけは、海外旅行で物乞いをしている子どもや不自由な身体で物乞いをしている人を目の当たりにしたことがきっかけです。そして、自分がそのような子ども達や恵まれない人達のために何かできないかと思ったために、BFCに入りました。そのような人達のために何かしようとすることは、大変なこともあるかもしれませんが、少しでもその人達の笑顔を見ることができるように、頑張りたいと思います。

えのりょう(担当:ファンド)

K7のえのりょうです!ファンド係を担当しています。絵本の資金を集めるため、たくさんの方から支援してもらえるよう様々な企画を行い、試行錯誤しながら頑張っています。絵本、教材の作成からイベントの企画などほとんど全てを自分たちで考えて行うということにとてもやりがいを感じます。様々な人に協力してもらって、途上国の子どもたちに喜んでもらい、大事にしてもらえるようなモノを届けたいです。いいモノを製作できるように、みんなで協力し合っていきたいです。

やまと(担当:広報)

以前、ライフネット生命保険の創業者、出口治明氏が人生には「人、本、旅」が重要であると述べているのをテレビで見かけました。人との出会いはたくさんの刺激を受けられる、さらに旅にはその刺激をより多く、しかも現場から直に得られるという利点があります。本はそれらより直接性には欠けるものの、より効率的にそれらの刺激を疑似体験することができる素晴らしいアイテムだと思っています。途上国の子どもたちは本を手に取る機会が少ないです。彼らの可能性を広げるためのBFCの活動に参加させていただけて嬉しく思います。
BFCの活動には途上国と日本を繋げる役目もあると考えています。そのための具体策として、日本昔話や青空文庫の翻訳版絵本の制作を検討中です。

じゅんぺい(担当:教材・絵本)

滅多に経験できなさそうなことを経験したいと思って栗田ゼミに入ったので、やる気は十分(のつもり)です。まだ活動に参加できていないので、活動内容が上手く把握できておらず、かなりメンバーには遅れを取っていますが、帰国後には追いつけるようにがんばります。求められてる文字数に足りてないんで、ここで僕の大好きなお笑い芸人を紹介しますね。四千頭身というトリオです。オチが絶対に読めない芸人なので見てて楽しいですよ、ネクストブレイク間違いなしです。ぜひ見てください。


BFCは9人を加えた、計27人で活動しています。
これからも私たちの活動にご理解、ご協力よろしくお願いします\(^o^)/

2018年11月14日

K5もえこから街頭募金についての想い

 こんにちは、K5のもえこです!BFCでは、絵本作成とファンドを担当しています。今回は、ファンドの中でも中心となって行っている街頭募金についてお話させていただこうと思います。

 先日9月23日に、宝塚駅で街頭募金を行いました。そこで改めて感じたことは、伝えることの難しさです。

 街頭募金のひとつの目的にはもちろん、発展途上国に住む子どもたちに絵本や教材を届けるための資金調達がありますが、街頭募金の役割はそれだけではないと思っています。むしろそこ以外に大きな意味があると感じています。
 伝えることって難しい、その人の心に留めてもらうのって難しい。でも私は、その人の心にBFCという活動や、想い、現地の子どもたちの姿が残ってほしいと思っています。だからこそ、この団体や活動が誰かの心に残るように、大げさに言えばその人の生活の一部に自然となれるように活動していきたいです。
そのためには、1回きりの活動では街頭募金の本来の目的を成しません。街頭募金をしていて、「あ、あの団体だ」って自然と出てくること、誰かにとって馴染みのある団体になることで、BFCという団体の意義や役割も大きく重いものになるのではないかと思います。街頭募金の意義ってそこにあって、だからこそ継続的に行うことが大切なのではと考えています。

 今回の街頭募金では、口頭での呼びかけだけでなく、BFCの広報が作成してくれたBFCについてのチラシの配布も行い、400枚全てを配ることが出来ました。募金に協力していただいた方だけでなく、400人という多くの人にBFCの活動が少しでも届けられたことを心から嬉しく思います。こうやって一歩ずつ、先輩方から受け継いだBFCを今後につなげて、そして大きく、その先の子ども達を想って活動していきたいと思います。4回生となり、もうすぐ卒業ですが、社会に出てもこのひとつひとつの経験や気持ちを自分の中で大切にし、世界の中で自分の役割をみつけていきたいです。

2018年10月18日

セネガルでのBFCを終えて

サンルイチーム

小出将宏
 セネガルでBFCの活動を行えたことを心から感謝します。本プロジェクトへの投資者や翻訳者など、様々な人の協力があってできたことだと強く感じました。こうして、BFCはいつも誰かに支えられていることを学びました。セネガルでは、子ども達に対して世界や勉強をすることのモチベーションを知ってもらうために活動しました。子ども達がビデオレターを見る様子、教科書を受け取った笑顔を一生忘れることはありません。今回の活動の良かったところ、反省すべきところをしっかりと後輩に伝え、来年もBFCが活動できるように、これからも活動を全力で行っていきます。

竹島理沙
 今回私たちはセネガルのサンルイにある村でBFCの活動として、子どもたちに教科書を配りました。セネガルの子どもたちはみんなとても元気いっぱいで、見ているだけでこっちも笑顔になってしまいました。私たちの活動に参加してくれた子どもたちはとても楽しそうに私たちの作ったビデオを観たり、絵はがきの色塗りをしたり、絵を描いたりしていました。しかし、教科書の数の関係で参加できる子どもたちの人数が限られてしまっていたために参加できなかった子どもたちはとても羨ましそうに参加している子どもたちを見ていて、その子たちに同じような機会をつくることができなかったことをとても悔しく感じました。今回参加してくれた子どもたちの将来に少しでもプラスになるような機会になっていればと思います。また今年の反省点を見直して、来年、再来年とこの活動を続けていけるようにしたいです。

岩谷桃佳
 BFC活動を行う村に3週間滞在していたため、BFC活動後も多くの子どもたちから本について声をかけてもらい、子どもたちにとって印象に残るイベントになったのではないかと嬉しく思っています。子どもたちと実際に触れあう機会がそれまでなかったので、無邪気にはしゃぎ、笑顔が絶えない子どもたちに元気と笑顔を貰いました。どんなことにも積極的に楽しく取り組む姿勢を、これから歳を取っても忘れてほしくないと感じています。

村上絢音
 BFCの活動の1つである教材配布をセネガルで行いました。教材を作る際、まずどの科目を作るのか、どのようなことを学べる教科書がいいのか、言語は何にしようかなど色々と相談して決めました。やっと完成したときの嬉しさ、印刷したものが届いたときの感動を覚えています。そして、セネガルの子どもたちに届けて、絵はがきなども描いてもらい、みんなの笑顔と言語が分からない私に必死で何か話しかけてくれたことは忘れることはないと思います。これからもBFCの活動を続けていきたいと強く思いました。

岡本千尋
 BFCを終えて今感じることは、伝えることの難しさです。紙芝居やビデオレター、絵葉書など今回もたくさんのプログラムを行いました。すべての行程を見ることはできなかったけれど、それでも子どもたちの表情は豊かで、心の底から嬉しそうに、楽しそうに笑っていました。でもふと、この子たちのうち、今回のプログラムの意味をちゃんと理解してくれた子は何人いるんだろう、と思いました。難しいからこそ、活動を続けていく意味があるんだと思います。

ティエスチーム

向井里於
 出国前、様々な不安がありました。しかし、たくさんの子ども達が集まってくれて、たくさん笑って、笑顔になってくれました。その半面、思い通りに動くことができなかったこともあります。まだまだ不安に感じることもたくさんあります。しかし、こうして現地で活動をして、実際に自分の目で彼らの反応を見て聞くことができたのは私にとってかけがえのない経験になりました。私たちはこの貴重な経験を決して忘れてはならないと思います。これからBFCとして取り組むべきことはまだまだたくさんあるが、そんな時こそ彼らの笑顔の存在を忘れずに、そして今回のBFC活動に協力してくださった方々へ感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。

魚谷航平
 今回の活動を通して、ボランティアの難しさを痛感しました。セネガルの子どもたちのことを思って行った絵はがき交換でしたが、時間の都合もあり子どもたちにせかすように何枚も書いてもらい、作業させているように見える瞬間もありました。また、次の活動のために仕方がないとはいえ、子どもたちに教科書を掲げた写真を撮らせたり、日本語でありがとうと言わせている時にもボランティアのエゴのようなものを感じてしまいました。しかし、日本からのビデオを見たり、教科書をもらった時の子どもたちの笑顔や、逆に活動中のメンバーの笑顔だけは決して嘘偽りのないものであったように思います。来年の後輩は時間や行程に縛られず、もっともっと自由に笑顔でできたらいいなぁと思います。

2018年09月14日

セネガル出発直前のK6から聞く、BFCへの想い 【りお】

 こんにちは!K6のりおです。いよいよ7月29日からセネガルでの調査が始まるということで、記念すべき第1回目となるBFCコラムを担当させていただくことになりました。

 初めに自己紹介させていただくと、私は現在BFCのリーダーを務めさせていただいていて、担当は教材と絵本です。しかし私は今、自分がBFCのリーダーであると自信を持って断言することはできません。みんなを引っ張ってまとめていく立場にあるにも関わらず、それができていない状況にあるからです。ですが、こうしてセネガルへのスタートを切ることが出来たのは、BFCメンバーみんなの力や私たちの活動に協力してくださった方々のおかげであると改めて感じました。セネガルでは、みんなへの感謝の気持ちを持ち続け、BFC活動を成功させ、私がBFCのリーダーであると自信を持って断言できるような人に成長していきたいです。

 また、今年の算数と地理の教材作成では自分たちの力の限界を感じる場面がいくつもありました。“これだけやってもうまくいかへん。もう無理なんかな?”と思うことも何度もありました。しかし、そのような状況の中でも私たちなりに最善を尽くし、子ども達の笑顔のために、みんなで1つの目標に向かって、何とか教材を作り上げることができました。セネガルでは、自分の無力さに驚くかもしれません。悲しくなるかもしれません。予想外の出来事が降りかかってきても、諦めず最後までBFCとして役割をしっかりと果たし、BFCにしかできないこと、BFCだからこそできることをやり遂げていきたいです。

セネガルでもBFCの風吹かしてきます!!!!!
がんばるぞーーーーー!!!!!!

 


2018年08月01日

セネガル出発直前のK6から聞く、BFCへの想い 【まさひろ】

 こんにちは、K6のこいでまさひろです。今はセネガル出発前の荷造り中です。今回はコラム企画ということなので、BFCにだけ絞ってお話します。BFCの想いとセネガルに対する意気込みを熱く語りたいと思います。

 まずはBFCに対する想いを語ります。この記事を特にK7に読んでもらいたいです。みんなは子どもの頃、お母さんに絵本を読んでもらったことはありますか?僕は今でもその絵本を大切に持っているし、今でも読み返すことがあります。今考えても、お母さんに読んでもらう時間だったり、絵本の教訓は心に残っています。僕はこの1点でBFCに入りました。絵本ってここまですごいんだーって今でも考え、これは途上国でも同じことが起きるんじゃないかと期待しています。絵本を通して子どもだけじゃなくお母さんも、世界や僕たちの伝えたい想いを感じてくれるんじゃないかと考えてしまいます。それが僕たちBFCの可能性であり、大きなインパクトを世界に残せると信じています。

 今回のセネガルでは教科書を配ります。僕が嬉しいのは、算数と地理の教科書を配れることです。世界の広さや勉強の大切さを知ってもらうのに、本当に良い教材ができたと思います。これをK6のBFCで作れたことに感謝し、誇りに感じています。自分たちで作りだすこと、みんなでアイデアを出し合うことが、ここまで楽しいとは思っていませんでした。

 ここで少し話を変えます。1年半前の僕は、物的支援や学校建設などがあまり好きではありませんでした。これらには、先進国側の一方的な押し付けのようなイメージがあったからです。そもそも向こうからしたら、本当は教育なんかよりもお金が欲しいって言われるかとかいろいろ考えてしまいました。しかし、K3の佐藤さんとお話して、自分のなかで1つすっきりしたことがあります。先輩に、「絵本を作って、手の届かないものを見せてもいいの?」と聞くと、こう帰ってきました。「現地の人たちに会ってみると、そんな尺度で我々が見てはいけないと感じました。絵本を渡して、手に取ってみて、読んでもらうことに、そんな残酷さは介在しないのではないでしょうか。」やはりBFCは人のためであり、可能性がどうとか、世界を見せて残酷さがどうとか、というレベルではないのかもしれません。

 だからこそ僕たちは1人でも多くの人を笑顔にできるように、セネガルで活動します。目の前の人を笑顔にすることだけが、今の僕にできることだと考えています。頑張ってきます。


2018年08月01日

ブログはじめました。

Book For Childrenの活動が始まって、今年で7年目。
これまでの活動を引き継ぎつつ、2018年度はさらに事業を拡大して活動していきます!

ブログでは活動報告だけではなく、日々のBFCの様子も投稿していきます。

2018年06月16日