セネガル出発直前のK6から聞く、BFCへの想い 【まさひろ】

 こんにちは、K6のこいでまさひろです。今はセネガル出発前の荷造り中です。今回はコラム企画ということなので、BFCにだけ絞ってお話します。BFCの想いとセネガルに対する意気込みを熱く語りたいと思います。

 まずはBFCに対する想いを語ります。この記事を特にK7に読んでもらいたいです。みんなは子どもの頃、お母さんに絵本を読んでもらったことはありますか?僕は今でもその絵本を大切に持っているし、今でも読み返すことがあります。今考えても、お母さんに読んでもらう時間だったり、絵本の教訓は心に残っています。僕はこの1点でBFCに入りました。絵本ってここまですごいんだーって今でも考え、これは途上国でも同じことが起きるんじゃないかと期待しています。絵本を通して子どもだけじゃなくお母さんも、世界や僕たちの伝えたい想いを感じてくれるんじゃないかと考えてしまいます。それが僕たちBFCの可能性であり、大きなインパクトを世界に残せると信じています。

 今回のセネガルでは教科書を配ります。僕が嬉しいのは、算数と地理の教科書を配れることです。世界の広さや勉強の大切さを知ってもらうのに、本当に良い教材ができたと思います。これをK6のBFCで作れたことに感謝し、誇りに感じています。自分たちで作りだすこと、みんなでアイデアを出し合うことが、ここまで楽しいとは思っていませんでした。

 ここで少し話を変えます。1年半前の僕は、物的支援や学校建設などがあまり好きではありませんでした。これらには、先進国側の一方的な押し付けのようなイメージがあったからです。そもそも向こうからしたら、本当は教育なんかよりもお金が欲しいって言われるかとかいろいろ考えてしまいました。しかし、K3の佐藤さんとお話して、自分のなかで1つすっきりしたことがあります。先輩に、「絵本を作って、手の届かないものを見せてもいいの?」と聞くと、こう帰ってきました。「現地の人たちに会ってみると、そんな尺度で我々が見てはいけないと感じました。絵本を渡して、手に取ってみて、読んでもらうことに、そんな残酷さは介在しないのではないでしょうか。」やはりBFCは人のためであり、可能性がどうとか、世界を見せて残酷さがどうとか、というレベルではないのかもしれません。

 だからこそ僕たちは1人でも多くの人を笑顔にできるように、セネガルで活動します。目の前の人を笑顔にすることだけが、今の僕にできることだと考えています。頑張ってきます。


2018年08月01日