インターンシップ

私たちは、4期生に引き続きインドネシアのバリ島で、約1ヶ月間インターンシップを行いました。。英語を使って海外で働くとはどのようなものなのか、全員が自分の目、耳、肌で感じそれぞれ様々なことを考えました。

ホテル
自分以外全員がインドネシア人という状況で、英語でコミュニケーションをとりつつ、レセプションやマーケティング部門などの配属先で日々奮闘しました。
〈仕事内容〉
マーケティング部(広報部)に配属
HPの日本語版の修正、日本人向けのビジネスメール作成、インスタグラムの更新
文書作成、データまとめ、カクテルパーティーの受付など


<K5感想>
私は、バリの5つ星ホテルでインターンシップを行いました。初日に、
マネージャーに「君はたった一か月間でこのホテルにどのような価値を
もたらすことができるんだ?」と質問されたことから始まりました。勤
務をこなす中自分になにかできることはないか考え、アジアマーケット
の動向をレポートにまとめたり、日本語版および中国版のウェブサイト
の作成を行いました。さらに、ホテルでは日本食を提供していたため、
握り寿司や巻き寿司の具材の変更や作り方を指導しました。彼らの温か
さにどうにかして答えたいという思いがこのような成果をもたらすこと
ができたのだと思います。

<K6感想>
久しぶりに日本人が働きに来たこと、何か日本人だからこそ貢献できることはないかを考えた。もともとやりたいこととしてもあった日本語版HPの訂正と上司に頼まれた日本語のビジネスメールだった。当初日本語版HPを作成するつもりだった。それはディスカバリーカルティカプラザホテルと検索してもHPにたどり着けなかったからだ。しかし、英語でDiscovery Kartika Plaza Hotelと検索すると英語と日本語、インドネシア語の言語選択があることが分かった。そして、よく日本語を読むとおかしなところが多く、それを必死に修正した。また日本語のビジネスメールを考えるのは難しかった。まず書いたことがない。英語のビジネスメールを訳しつつ、ビジネスメールのきまりや敬語などを調べて書いた。誰も確認することができないため、合っていたのか心配だ。従業員全員英語がペラペラであり、マーケティングもPRも未知の世界で分からないことばかりだったが、笑顔で教えてくれて、とても勉強になった。

日本人学校
自らが日本語教師となり、将来日本で働くことを夢見るインドネシア人生徒に対して日本語の授業を行いました。
〈仕事内容〉
日本に働きに来る生徒に向けて日本語・日本の文化を教える、日本人に送る書類作成、パンフレット修正、面接練習


<K5感想>
私が過ごした、バリ島の北西に位置するNegara,Jembranaという地域で
は穏やかな時間が流れて、バリの人たちに日本語を教えました。沢山の気
づきがありました。まずは、日本語がとても難しい言語だということ。外
国の人に日本語を教えることが、こんなにも頭を使わなければならないこ
とを知りませんでした。そして、外国の人が日本人と非にならないほどに
「日本」のことが大好きなこと。外側から見ることで、初めて得ることが
できた気付きでした。また、わたしは生きる力にも似た「自信」をもらい
ました。こんなにも無力な今の自分にも、できることが確かにあるのだ、
と分かりました。

<K6感想>
初めて日本語を教えるという経験をした。生徒さんと距離が縮まるにつれて、生徒さんのために次はどんな授業をしよう、どんなことをしたら彼らにわかりやすくそして楽しんでもらえるかを考えるようになった。日本語学校での日々はとても忙しいが、そんな忙しさを忘れるくらい、毎日が充実していてしんどくても彼らのためならと思えるくらいに楽しかった。また、日本語学校はバリの主要観光地からかなり離れたところに位置しているので、このバリの人々が生活するリアルな側面を見ることができた。
日本の文化や生活のことについて私に質問してくる生徒さんがいる、それだけでとても嬉しかった。同時に生徒さんから学ぶこともとても多かった。先生ってなんだろう、教えるってなんだろう、と考えさせられる良い経験になった。日本とは違った環境で初めての講師経験ができたこと、多くの生徒さんと関われたことが大切な思い出である。

無料雑誌編者
日本人観光客を対象とした、バリ島のフリーペーパーの作成に参加させていただき、次月号の記事に掲載する記事の撮影への参加など、様々な貴重な体験をさせていただきました。
<仕事内容>
校閲作業・記事作成・イベント企画(ビーチクリーン)・取材・翻訳作業


<K5感想>
印象に残っていることは2つあります。1つ目は多様な価値観です。 会社で
は日本人とインドネシア人が一緒に仕事を行なっています。日本人とインド
ネシア人は、一般的に良いと思う雑誌のテイストが全く違い、それぞれの価
値観に合わせたデザインで作成されていました。価値観が違うけれども互い
に尊重し、柔軟な対応をしながら雑誌をつくることは、現地で作成している
からこそ行うことができることではないかなと感じました。2つ目は女性の
活躍です。記事の撮影するために、様々なレストランへ行きました。そのと
きにお話する責任者のほとんどが女性の方で、どの方も熱い心を持ち、それ
ぞれの仕事場で活躍していました。1ヶ月という短い間でしたが、貴重な体
験をさせていただき、バリ島で働いたからこそたくさんのことを知ることや
学ぶことができました。

<K6 感想>
アピマガジンはバリ島の最新情報、お得情報を伝える無料雑誌で、日本語版のみならず英語版も配布されている。取材では、バリ島の様々な観光地、ホットスポットに訪問した。実際に私たちは、ありのままの自然が残っているヌサペニダ島、ラフティング、バリサファリ、エコバリに訪れた。イベント企画では、バリ民のゴミに対する意識に注目し、ゴミに関する出張授業を小学生に行い、その後ビーチクリーンをクタビーチで実施した。取材する立場で観光地に訪問すること、企業の方と協力しながらイベント企画をすることはどれも初めての経験であり、私たちがすごく成長できた場であった。イベント企画では、企業に提案してもレスポンスが遅い、イベントの予算が足りないなど様々な問題が起きた。しかし、それらを乗り越えることは非常に達成感あることであり、貴重な経験でもあった。
 
ウダヤナ大学
〈仕事内容〉
各学年の日本語授業のサポート、発表会や弁論大会の練習指導

〈K6感想〉
 文法や発音などの間違っている部分は正しい答えに直すよう指導するようにしていました。また、私が原稿を読んだ録音を何度も聞いてくれていたためイントネーションやアクセントが前と比べて一段と上手くなっていたように感じました。諦めずに頑張っている姿を間近で見ることができたため、私も頑張らなければとモチベーションが上がりました。また、多くの学生が日本語を使った仕事に就きたいと答えていました。どの生徒も卒業後のためにいつも一生懸命授業にも参加しています。日本の大学生とのスタイルが全く違うことを感じました。とても良いクラスの雰囲気で授業に参加できていることが羨ましくも感じました。毎回授業を楽しんで受けているのが、教えている私にも伝わってきているので、このまま卒業までこの良い雰囲気を維持してほしいと思います。
クラクラバス
〈仕事内容〉
クラクラバス試乗体験、ブログ日本語訳、SNSマーケティング、新事業のイベント企画

〈K6感想〉
クラクラバスは、バリ島の主要観光地を巡る観光バス会社で、今回私達は、日本人学生としての目線で新しい企画の提案や、ブログの日本語訳などをさせていただいた。
クラクラバス試乗でバリ島の様々な観光地に行き、その試乗で気づいた問題点の改善策として自分達で提出した企画案を、社長さん社員さんで一緒に議論しながら進めていく過程を経験し、自分で企画した案が会社の商品・サービスの一部になるということの大変さや、やりがいを感じることができた。働くということの基本的で一番大切な事をたくさん学ばせていただいた。また、社員さんとの仕事に関するコミュニケーションや、会議でのプレゼンテーションを英語でする機会がたくさんあり、初めての経験でとても緊張したが、周りの社員さんの働く姿にとても刺激を受けた。これから就職活動をして社会に出る私達にとって、働くことの楽しさ、厳しさ、やりがいを感じることの第一歩になったと感じる。
 
DEKOMサーフスクール
〈仕事内容〉
日本語対応スタッフ、企画案、SNS更新

〈感想〉
クラクラバスの社長さんが経営しているサーフィンスクール。日本人のお客さんがほとんどで、ほかにも中国やオーストラリアなど様々な国からくる観光客の方が、バリ島旅行の一つの目当てに来てくださっている。私達は、このサーフィンスクールで日本語対応のスタッフとしてインターンシップをさせていただいた。9月の前半はクラクラバスで働かせてもらっていたため、DEKOMサーフスクールとクラクラバスの雰囲気の全く違った2つの職場を体験することができた。DEKOMは、バリ島で一番有名なクタビーチの目の前にあり、ゆったりとした時間の流れの中、現地スタッフさんやインストラクターさんと仲良く過ごすことができた。この機会にしかできないサーフィンを練習することができ、バリ島の魅力を満喫した。日本人スタッフとして日本語版Instagramを開設し、店内をInstagram映えするように改装する企画を提案した。長年働いているDEKOMのスタッフさんインストラクターさんと相談しながら改装案を作る時、意思疎通が難しく困難だった場面もあるが、その分完成した時の喜びはとても大きかった。