2018年度活動報告

2018年度 K6
私たち栗田ゼミ6期生は、2018年9月1日から10月12日までバリ島で活動を行いました。主な活動は、
①観光業にまつわる場、日本語学校でのインターン
②日本人観光客を対象に、観光地、ングラ・ライ国際空港内にてバリ島に関するアンケートの実施
③観光産業関連実態調査
④ビーチクリーンイベントの開催
です。

インターンと日本人観光客へのアンケートは、去年に引き続き行いましが、今年は新しい取り組みとして、観光産業関連実態調査とビーチクリーンイベントの開催があります。

【観光産業関連実態調査】
バリ島において、レストランやホテルの実態はほとんど把握されていません。しかし私たちが行っている日本人観光客を対象としたアンケート調査より、ホテルやレストランも観光客にとって重要な役割を果たしていることが判明しました。よって、ホテルやレストランの実態を把握し、調査をもとに改善案を打ち出すことも、私たちが活動目的としている「旅の幸せを創る」ことにつながると考えています。そこでウダヤナ大学日本語学科の学生に手伝ってもらい、ホテルとレストランを対象とした観光産業関連実態調査を行いました。
しかし今回の調査では、レストランは77店舗、ホテルはわずか9軒に留まりました。観光地での調査の難しさを感じましたが、どこのホテル、レストランの方々も丁寧に対応してくださりました。この感謝の気持ちは調査結果をもとに、共にバリ島をより良い観光地にするために改善案を示せたら、と思います。
今年度の調査の反省として、本調査の重要性を伝えきれていなかったということが挙げられると思います。そこで私たちはウダヤナ大学にホテルやレストランの関係者を招待し、本調査の重要性をウダヤナ大学の学生とともに報告しました。来年度はこの報告のように、本調査の重要性を伝えつつ、さらに有意義なものになるように励んでいきます。

【ビーチクリーンイベント】
 私たちは持続可能な観光業の促進のために活動しています。持続可能な観光業の促進のためには、環境にも配慮する必要があります。しかし現在バリ島では、観光客やバリ島の人々がごみを正しく捨てない、ごみがビーチに漂流してくるなどという理由から、ごみ問題が深刻になっています。そこで私たちはビーチクリーンイベントを開催しました。ただビーチをきれいにするだけではなく、人々の意識付けという目的からもこのイベントを開催しました。詳しくはこちら

バリ島は日本人にとってもリゾート地として人気が高い観光地ですが、いまだ実態が把握されていないことや、持続可能な観光業の促進という点では不十分なことが多々あります。バリ島の人々にとっても、バリ島に訪れる観光客にとっても、幸せな旅をしてほしい。そのような思いを持ち、今年も活動を行いました。
新たな取り組みも行い、少しずつではありますが、私たちの目的に向かって進めていると感じています。しかしその中で、今年の渡航で感じたように、思いを伝えることを大切にしなければいけないと思いました。来年はこの反省を生かし、よりバリ島の持続可能な観光業の促進に貢献していけるようにしたいです。