ビーチクリーン

背景・目的

「地元民の環境への意識を向上させる」ことを目標にビーチクリーン活動は始まりました。
バリ島では、昔からゴミの分別や適正処理がなされていなかったり、観光事業の拡大のためにホテルを中心に大量の水を消費しており、それが原因で水不足や水質汚濁の問題が発生しています。これらの環境問題はバリ島民自身の生活に対してはもちろん、リゾート地バリ島の景観保持においても深刻な影響を与えます。バリ島の持続可能な観光業発展のためにも環境保全は重要です。
そこで私たちは、バリ島民の環境問題への意識を向上させるためビーチクリーンイベントを行っています。

小学校訪問授業

 バリ島の小学生に、ゴミ分別の重要性やその効果を伝える授業を行いました。簡単な日本語の授業を交えながら、スライドを使って小学生にバリ島の環境問題の現状を伝え、最後に実際にゴミを分別するゲームをしました。幼い頃から環境問題へ意識を向けることで、その意識を定着させることを目的としています。

ビーチクリーンイベント

 バリ島の中でも最も観光客が集まるビーチであるクタビーチにてビーチクリーンイベントを実施しました。このイベントは一般参加型で、栗田ゼミ生と現地のウダヤナ大学生を中心に、ビーチにいる地元民や一般観光客にも声をかけて一緒にゴミを拾いました。地元民も観光客も現地企業も、バリ島の景観保持、環境保全のためにと協力してくれました。集めたゴミは現地のゴミ分別団体「ecoBali」の協力を経て、資源ゴミ、紙ゴミ、オーガニックゴミの3種類に自分たちで分別しました。集めたごみを自らの手で一つ一つ分別することで、実生活への応用も期待されます。